親から子へ伝わる『遺伝』
親子や兄弟・姉妹が互いに似ているという現象は、私たち人間にとって長い間ごく自然なこととして認識されてきました。 親から子へ伝わる何かがあるということは人々の間で漠然と当たり前となっていて、そのつながりを「血」という言葉を使って表現し、我々日本人だけでなく多くの民族の間で共通となっています。 ここでいう「血」という表現は、言い換えれば「DNA(ディーエヌエー)」です。 大昔から、私たち人間や動物、植物などは親から子へ世代を超えて伝わっていくことを分かっていましたが、それが何なのか、伝わり方の法則が明らかになったのは、人類の長い歴史の中でもつい最近のことといえます。 それを発見したのが、19世紀半ばのオーストラリア帝国学者のグレゴール・ヨハン・メンデルです。

遺伝には『3つの法則』があることを発見!

メンデルは、エンドウマメを用いた交配の実験結果から
「優性の法則」「分離の法則」「独立の法則」を提唱




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