細胞って何?
細胞とは生命の最も小さい単位で、すべての生物に共通しています。
動物や植物、細菌類など、地球上の生物をどんどん小さい単位にしていくと、最後にはすべてひとつの細胞になります。この「細胞」がたくさん集まることにより、私たちの体はつくられているのです。

細胞は、細胞膜で仕切られた小さな部屋で、この部屋の中には細胞質と核があります。細胞質には、エネルギーを作り出すミトコンドリアやタンパク質を合成するリボソーム、消化器として働くリソソームが浮遊しています。そして核の中にはデオキシリボ核酸(DNA)があり、その上に遺伝子が点在しているのです。 細胞はある大きさになると、成長を止めるか分裂をします。ひとつの細胞がふたつ以上の細胞に分かれることを、細胞分裂とよびます。

生物の細胞の多くは細胞分裂を繰り返し、新しい細胞をつくっています。たとえば、皮膚細胞が分裂して新しくなると、死んだ細胞は垢になります。このような、からだの細胞を増やす分裂を体細胞分裂といいます。私たちの体の中では、特に腸や皮膚、髪の毛などの細胞分裂が活発に行われています。




<< 前に戻る
<< 目次